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半夏生

Dscn0610 今日は7月2日、半夏生。

以前、勤務先のお客様から聞いた話を思い出しました。
私はこのおじさんのお話を聞くのが大好きでした。
七十二候の一つ、「半夏生」から作られた暦日で夏至から11日目に当たる日。農家にとっては、作業が一段落して休憩を取った時期、また、毒草や大雨を用心した時期です。

関西では、農作物の根が蛸の足のように広がるように蛸を食べるという習慣もあります。(あとで今日の蛸のレシピを載せます。)

Dscn0611 さて、この写真の「半夏生」、どうも「半化粧」と書いた方が感じが出ますね。
この白の色を見ていると、花魁(おいらん)か芸者さんが首筋まで塗りつけるあのお化粧を思い出す真っ白な色です。鏡台の前から急いでお座敷に飛び出してきてしまったような・・・。この葉の裏は、緑色なのですよ。

お客様からお聞きした話によると、
「半夏」という植物が先にあって、その半夏の花が咲く頃だから「半夏生」という暦の上の候ができて、その半夏生の候に茎の先端の2、3枚の葉が白くなる「半夏生」という植物の名前が生まれた・・・ややこしいけどそういうことらしいです。

Dscn0613 この写真を撮った「半夏生」の上には、ブドウの棚が広がっています。
「半夏生」が白くなる頃から、ブドウの手入れは収穫に向けて細かく進みます。
もうすぐ巨峰の季節ですね。
知ってますか?
贈り物にするような箱に入った巨峰は、一房30粒。一粒に1枚の葉の割合になるように間引きしてよけいな粒を落とすのだそうです。ちょっともったいない・・・。

このお話を聞いた夏、お客様から立派な巨峰をごちそうになりました。
「長いことブドウ作ってるけど、その年の一番はじめに採ったブドウを銀行さんに食べさせるのは初めてだよ~。」なんて言いながら採ってくださったのですが、食べる事って、できるまでのプロセスとか成り立ちを知ると、よけいに美味しくいただける物だと感じたのを覚えています。今でも、やっぱり美味しい巨峰を食べると、このおじさんの話す顔が浮かんできます。

それから、この白くなった葉は、またこのあと8月終わり頃に緑色に戻るのですが、二度と元通りのきれいな緑には戻らないのです。まるで、巨峰が美しい身を実らせる頃に下からライトアップするために白く色を変えるのか・・・というタイミングです。

<レタスと蛸のわさびマヨネーズ和え>
Dscn0626
「明石の蛸」だよ~ん!
①レタス10枚位、蛸の足2本くらいをそれぞれ軽くゆでて水にとってさまし、水気を切ります。
②ボウルに、わさび小さじ1、マヨネーズ大さじ4、醤油小さじ2を混ぜて、レタスと蛸をあえます。
Dscn0623 *今日のおかずは、あじフライです。開いて、塩こしょうと、粒マスタードを効かせました。衣にはパセリを混ぜて空きあれば栄養突っ込む事が大事!

<おまけ>
Dscn0614 そばの畑。

真っ白の花がきれいです。

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コメント

<かすみそうさんへ>
蕎麦って、やせた土地にもできる物なんですね。そういえば、ポツポツと時々ハッとするところに蕎麦畑ってありますね。
物物交換コンサートですか?面白そうですね~。そこのお蕎麦を想像するに・・・すごく素朴なと言うか飾り気ないけどシンは有りますという味?つるつるした光沢はないけど、窯から出した焼き物の純朴な感じ?私もそんなところに行ってみたいです。
ピンクの蕎麦の花を見たことがあるのですが、同じ蕎麦なのでしょうか・・・。

投稿: みるくじゃむ | 2006年7月 4日 (火) 20時26分

おまけの蕎麦畑の写真、いいですねえ。
「おまけ」にみるくじゃむさんの人柄、伝わるんですよねっ。
蕎麦は、痩せた土地でも、生産できるから古い農家は自宅用に作ってあります。
蕎麦畑には、そんな思いを勝手に私は、寄せてしまいます。
私の住む町から、1時間ほどの所にお茶の産地があります。「玉露」では、日本一の生産量だそうです。そこで、もう随分前、物々交換コンサートをやった事があります。
そこで、自宅の蕎麦畑で採れた蕎麦で打った蕎麦を沢山、頂きました。つなぎを使用してなく、つなぎを使わない蕎麦は、咽越しは、楽しめませんが、力強い蕎麦の味がしました。
郷土料理って感じがして、生活の味がしました。
ふっと思いだしました。
みるくじゃむさんの、人の話を真剣に聞いてらっしゃる、感覚に酔いました。

投稿: かすみそう | 2006年7月 4日 (火) 01時44分

<motoさんへ>
先日の雹はすごかったみたいですね。ひどいところではピンポン球くらいのが降ったとか・・・。畑の尾なすやキュウリの実は大丈夫でしたか?毎年、いろんな災害で、農家の出荷前に大打撃を受けるニュースがありますが、生活かけてやってることで、精魂込めた物だし切ないでしょうね。自然にはかないません。
確かに蛸っておかしいですね。初めて食べた人は偉いです。

<グッピーさんへ>
そうですね。間引きとか剪定とかって残酷ですよね。
このあいだパセリの間引きをしながら息子と、「これって無情な作業だよね。」って話したんですよ。その分、赤く実ったトマトは美味しくいただきたいですね。

<kanokanoさんへ>
ステキな夏の思い出ですね。目に浮かべると絵日記にしたくなるような光景です。果実を木から採って好きなだけ食べるって夢みたいですね。子供の頃、イチジク、びわ、グミってそうやって食べたので、今、スーパーでなかなか買う気になれません。グミの木って世の中の庭から消えちゃったのかなあ・・・近所の花屋さんの庭にあって、去年は食べさせてもらいました。

<mamsan5さんへ>
ようこそ、おいでいただいて有り難うございます。
いろんな話を聞かせてくれる人がいると楽しいです。このおじさんには、「あんたってホントに好きで話を聞いてるんだねえ。」って言われました。仕事のおつきあいを忘れかけていた私ですが、目の前にその植物を見ながら話していると、生きる物の神秘とか感じてしまいます。
蛸は、関西人はみんな好き?美味しいたこ焼き食べた~い!!
また遊びに来てくださいね。

投稿: みるくじゃむ | 2006年7月 3日 (月) 22時55分

こんばんは。
こちらでははじめまして♪
がんばっていろんなことに挑戦されてますね。
半夏生や蛸の話し良くご存知ですね。
ちょとだけ私も物知りになりました^^
こちらも巨峰の産地ですが一房30粒。一粒に1枚の葉なんて手がかかっているのですね。。。
またお邪魔致します。宜しくお願いします。

投稿: mamsan5 | 2006年7月 3日 (月) 20時36分

「半夏生」、表と裏で色が違うんですね!?しかも色が変わってしまうんですね。面白いですね~。先日の「ネジバナ」といい、今回の「半夏生」といい、植物はとっても綺麗でとっても不思議ですね。
ぶどうの棚の下にあるんですね。
昔、友人宅にぶどう狩り(観光用にされていたのです)に行ったことを思い出しました。友人のお母さんが「食べれるだけ食べていいからね~、いっぱいお土産もあるからね~(^^♪」と言ってくださって、冷蔵庫いっぱいに冷やしたぶどう、頭の上の無数のぶどうを「お母さん、これ以上無理です!」くらいにめいっぱい食べた後にぶどう棚の下でみんなでゴロゴロ~ンとお昼寝。
夏になると思い出します。(*^_^*)

投稿: kanokano | 2006年7月 3日 (月) 16時16分

ぶどうの粒を落とす・・・家も今 トマトを育て中。やっぱり いっぱい実は成るのだけれど 一枝(?)に 五個も六個も 花がつきます。
でも 二個か三個くらいで あとは 摘んでしまわないと 大きくならないし あとから 実の成るのも 成長しないそうです。
「おいしいもの 食べたいから ごめんねぇ」と いいながら
無残にも 摘んでいってます 
しっかり 赤くして 喜んで食べてあげなくては (^○^)

投稿: グッピー | 2006年7月 3日 (月) 15時09分

うわーキレイだね。
ぶどう棚、どちらの畑かしら?
とっても田舎の我が家周辺には、梨や葡萄の観光農園が沢山あります。
先日の雷雨と雹で、被害が出なければよいなと思っています。
ウチの畑のナスやきゅうりは葉っぱが穴だらけになってしまい、
自然の猛威には、やはり人間はかないません。
ところで蛸ですが、世界の中で食する人はわずかなんですってね。
確かに見た目が悪いものね。おいしいけれど。
関西の蛸を食べる習慣にはビックリです。所変われば色々あるのですね。

投稿: moto | 2006年7月 3日 (月) 14時09分

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