阿修羅展~1300年のときを越えて
昨日、上野の東京国立博物館平成館で開催されている「国宝 阿修羅展」に行ってきました。
上野駅についた時点で、30分待ちとの表示がありましたので覚悟して向かいました。
しかしながら、さすが国立博物館。
門を入ると広々とした重厚な本館が目の前にどっしりと迎えてくれて、
「どうぞご覧ください。」
と言わんばかりに迎えてくれているような感じがしました。
そんなにカンカン照りのお天気ではありませんでしたが、外で30分待つわけで、給水所あり、貸し日傘あり、至れり尽くせりのお出迎えを受けたような気になりました。
しかし、この混雑ぶりはすごいです!
そんなに仏像に興味のある方がいらっしゃるものなのか・・・?
先日のルーブル展と同様友人と一緒にゆっくり回りました。
まず、この展覧会ですが。。。。。
奈良・興福寺の創建1300年を記念して、同寺の中金堂再建事業にあわせて、一挙に名宝が展示されたものです。
阿修羅像をはじめとした国宝・八部衆像、十大弟子像、中金堂基壇から発見された鎮壇具、再建される中金堂に安置される薬王・薬上菩薩像など展示されています。
一つ一つの作品がすばらしいのは言うまでもなく、このもう少しの距離をもっと近づいて見たい、と思ってできるだけ乗り出して見てしまう・・
そんな場面が次々と続きました。
どうしてこんなに細かい、精密な、表情豊かな・・・
私が持つ語彙では到底表現の術がありません。
それよりも何よりも、
1300年のときを越え???!!!
710年・・・「なんと大きな平城京」
「気の遠くなるようなその時代から数々の戦火や大火などを乗り越えて私たちの目の前にある」
その事実を思うと、心の中になんてすばらしいこと、なんてちっぽけな自分、それと出会える感動・・・
様々な思いがわいてきました。
中でも、今回の展覧会のポスターやパンフレットにある「阿修羅像」。
光明皇后が、母・橘三千代の一周忌くようの菩提を弔うために造像したものですが、
これは、特別でした。
パンフレットの印象とは全く違う、生の表情を見ることができたような気がしました。
3面の顔がありますが、
何を思っているのだろう、何が悲しいのだろう、
何が悔しくて唇を噛んでいるのだろう・・・。
はるか遠くを眺めているようなその表情と、
触れると折れてしまうような華奢な腕。
そこを離れるには、少し気がかりなことがあって、なかなかその混雑の中から出られない私でした。
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実はこの日、昔からの友人と彼女の息子のテニスの試合を観戦し、
午後、上野に向かいました。
彼女は、明日から長い病気治療に入ります。
気丈に、大丈夫と言う彼女にこちらのほうが気持ちが折れそうになります。
昔、彼女と奈良旅行に行ったことがあって、
今度は、奈良・興福寺を訪れて一緒にまた見たいと思いました。
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